頸動脈エコー検査は超音波(エコー、ドップラー)を使い、視覚的に動脈硬化の診断ができる検査です。 脳梗塞など脳血管疾患に対するリスク評価に利用できます。 簡便で、痛みや被曝の心配はありません。 特に、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などを有する方にお奨めの検査です。
頸動脈の壁は下図のように3層(内膜・中膜・外膜)からできています。 そのうち、内膜と中膜を合わせた内中膜複合体(IMT)の厚さを測り、動脈硬化の有無を調べます。
動脈壁の一部が隆起している状態を、プラークと呼びます。
プラークが大きくなって狭窄や閉塞の原因になったり、血流に乗って脳まで流れていき脳梗塞の原因に なることがあります。 中等症以上になると、治療が必要です。
70%以上の狭窄や閉塞が生じると、脳虚血や脳梗塞が発生するため、治療が必要です。